COSPA パナマ野生蘭保護活動

絶滅危惧種ランの里親制度

里親の方へ 育成状況報告

ブログのカテゴリー「エスピリトサント・オーナー」の表示

絶滅危惧種の蘭の里親制度について

パナマを中心に分布している蘭が、地域の開発や乱獲などにより個体数が減り、絶滅の危機に瀕しています。蘭愛好家の皆様のご支援より自然植生地に戻していきたいと考えております。

保護する蘭(エスピリト・サント)

エスピリト・サント(Peristeria elata)はわが国ではハト蘭呼ばれ、コスタリカからベネゼラにかけての中南米諸国にかけて分布する芳香性の大型の地生蘭です。パナマはこの蘭の分布の中心に位置し、この蘭がパナマ共和国の国花になっています。この蘭はワシントン条約付属書Ⅰに掲げられ、国際取引が厳しく規制されています。

保護方法

パナマ共和国コクレ県エル バジェ デ アントンの蘭保護センター内に保護栽培場(エスピリトサント・ガーデン)を作ります。この栽培場の管理は地元有志で作る市民団体APROVACAが行います。
パナマの蘭研究家Dr. Gaspar Silvera氏により、地元で採取した種子から培養された、稚苗を保護育成し、APROVACA蘭保護センター内のエスピリトサント・ガーデンに移植栽培します。エスピリトサント・ガーデンの植物は来園者の観察・閲覧に供し、美しい花を楽しんでいただきます。栽培植物を増やし、エスピリトサント・ガーデンをエルバジェの多くの場所に増設します。将来は、安定した生育が得られる成植物をMonumento Natural Cerro Gaital自然保護区内の自然植生地に植え戻します。

プロジェクトの詳細はPDFをご覧ください(約1MB)

募集概要

この栽培と管理、植え戻し作業は地元の市民団体APROVACAが行います。日本の蘭愛好家に呼びかけ、一株3000円/年の管理費でオーナーを募集し、APROVACAに対して栽培管理費($20/年)を送ります。APROVACAは栽培管理状況、開花状況や植え戻し状況を写真撮影し、オーナーに対して報告をします。現在の見込みでは、蘭保護センターのエスピリトサント・ガーデンで3年間程度の栽培することにより開花にいたるものと考えられます。3年間の継続的投資をお願いいたします。

お申込みはこちら

活動理由

1. オーナー制度で集めた基金$20/年はAPROVACAの栽培管理経費に当てます。
2. 蘭保護センターに多数のエスピリト・サントが咲くことによって多くの観光客を集めることができます。
3. 来園者したいしこの花や多くの野生蘭を保護しなければならないという保護教育ができます。
4. この制度を普及させることにより日本の人たちに絶滅危惧植物の重要性を知っていただくことができます。
5. Cerro Gaital自然保護区内にエスピリト・サントの植生地の回復ができます。
6. エスピリトサント・ガーデンに花が咲くようになればご自分の花を見るスタディーツアーを計画したいと考えています。