今回はパナマのご飯を見てみましょう。この2品はパナマでよく食べられるものです。パナマを懐かしむ思い出のご飯です。
~パナマの料理① サンコーチョ~
<JICA広報誌mundi 2016年1月号より>
中南米の国々の食文化は互いによく似ている。同じような料理でも、入れる具材や料理の手順、付け合わせなどの違いに、その国らしさが表れる。スペイン語で「煮込む」という意味の「サンコーチョ」もそんな料理の一つ。
中南米で広く親しまれているスープで、パナマでは鶏肉とヤム芋を入れるのが一般的だ。地域によっては、キャッサバやトウモロコシ、ニンジンなどを入れることもある。
日本の味噌汁のように、各家庭でもレシピが異なるという。
パナマの人々は、よくお昼時に主食の白米と一緒にサンコーチョを食べる。
白米のほかにも、豆や馬鈴薯(ばれいしょ)、青いバナナをスライスし、つぶして揚げたものなども主食とされており、レストランで料理を注文すると「コン・ケ(一緒に食べる主食は何にしますか)?」と聞かれる。
ニンニクのいい香りと濃厚な味が特徴のサンコーチョ。お昼のメニューにぜひ加えてみてはいかがだろうか。
<レシピ>
材料(8人前) :鶏肉ぶつ切り1羽分・玉ネギ2個・ニンニク7個・オレガノ小さじ1・コリアンダー6枚・山芋(ヤム芋の代用)500g・水3リットル・塩(適量)・コショウ(適量)
- 玉ネギ、ニンニク2個、コリアンダーをみじん切りにし、山芋は大きめに切っておく。
- 鶏肉に塩・コショウで下味を付け、刻んでおいたニンニク、玉ネギと一緒に肉の表面が白くなるまで炒めたら、水を加えて沸騰させる。
- 沸騰したら、みじん切りにしておいたコリアンダーと一緒に、オレガノ、山芋、残りのニンニクを入れて弱火で煮込む。ニンニクは切らずにそのまま入れる。
- 加熱しすぎて山芋が崩れないよう注意しながら調理し、山芋が柔らかくなったら、塩・コショウでスープの味を調えて出来上がり。
~パナマの料理② Ropa Vieja~

Ropa viejaは「使い古しの服」と言う意味ですが、スペイン語圏ではよく知られた料理の名前で、残り物の肉など使った煮込み料理です。
この絵ハガキではShredded beefと英訳 されています。
写真右のRopa viejaには、左のArroz con pollo(鶏肉焼き飯)やサラダなどが一皿に盛り付けられています。
普通、パナマのレストランの替わり定食(menú del día)ではこの他に小さなデザートと飲み物が付いています。
<レシピ>
材料: 牛すじ肉 2ポンド(約1Kg)・水 4カップ・粉末コンソメスープ 5袋・トマト缶 2缶・玉ねぎ大(輪切り) 1個・青唐辛子(輪切り) 1個・ニンニクの擦りおろし 4個・ジャガイモ(駒切) 4個・インゲン豆 2カップ・人参 2個・トマトペースト 2カップ
- 筋肉を粉末コンソメ、水と共に柔らかくなるまで煮込み、煮汁を別な容器に移す。
- 筋肉をたたいてから鍋の中に入れ、カップ一杯の煮汁とその他の材料を加える。
- 材料の野菜が柔らかくなるまで引き続き煮る。
- 熱いうちに盛り付ける。

