パナマの人々

パナマ共和国はブラジルと共に人種のるつぼと言われます。
パナマの歴史は他のラテンアメリカと同様先住民によって始めれられています。16世紀にスペイン人による征服が始まり、国民はヨーロッパ人と先住民の混血・メスティーソが中心になって行きました。征服時代以降パナマ中央部ではサトウキビの栽培が盛んになり、カリブ諸島経由多くのアフリカ系奴隷が導入されました。更に20世紀の初めにはパナマ運河建設のためにインドや中国など世界中から多くの移民が入ってきました。
現在パナマ国民は、メスティーソ60%、アフリカ系14%、ヨーロッパ系10%、先住民10%、その他から構成されています。先住民はインディオと呼ばれ、主な部族はクナ、ノベ・ブグレ、エンベラなどで、それぞれ自治区を持っています。
アジア系人種では圧倒的に中国系が多く、日本人は短期滞在者を含めわずか数百人です。
パナマの人口の1割を占める先住民は沢山の部族からなっています。主な部族はカリブ海に浮かぶサンブラス諸島に暮らすクナ族、国の西部コスタリカ寄りに住むノベ・ブクレ族、東部コロンビア側に住むエンベラ族などです。彼らの多くはそれぞれの自治区を生活の拠点にしています。
クナ族
カリブ海に浮かぶ300以上の島々で構成されるサンブラス諸島はクナ及びヤラ族の自治区なっています。
サンブラス諸島は遠浅のサンゴ礁からなり農業には向きません。スペイン統治下クナ族は本土から島々に逃げ、作物の栽培などは小舟で本土にわたって行っていました。
もともと体に入れ墨をした裸族で、入れ墨が起源とされるデザインで作るモラは今やクナ族が世界的に誇る民芸品になっています。
ノベ・ブグレ族
グアイミ―とも呼ばれる種族にノベやブグレ族があります。
現在はコスタリカに近い西部山間部に自治区を持っています。彼らの自治区内には豊富な鉱物資源があり、その開発などをめぐって政府と対立しています。
ノベ・ブグレ族の民芸品として有名なのはビーズ、貝殻、魚の骨などで作られたチャキラと呼ばれるネックレスです。
エンベラ族
Chocoeとも呼ばれます。
主にコロンビアとの国境に近いダリエン地方に居住する裸族ですが、パナマ市近くの熱帯雨林にも部落があります。









