COSPA パナマ野生蘭保護活動

エスピリトサント苗床

 エスピリトサントは仲間のPeristeria属のランと大変異なった特徴を持っています。エスピリトサント以外のPeristeria 属は樹の上に生える着生ランですが、このランだけは地生ランです。もともと着生ランだったものが、地面に降りてきたと言われます。ですから、地生ランでも土の中にたくさんの木の枝などがあるとよく育ちます。また、直射日光の当たらない、水分の多い土地を好みます。Dr. Silveraのところで種子から育てられた小さな苗は、エルバジェでいきなり地面に植えるのではなく、木枠に入れたミズゴケで育てられてきましたが、ようやく地面に植えられる大きさの苗に育ち、いよいよ本番を迎えます。ミズゴケ栽培では害虫が発生して大変栽培に苦労したようです。
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 まだまだエスピリトサント苗床は完成してません。これからオーナーの名前を書いた手作りの立て札もそれぞれのエスピリトサントに添えることになっています。
 まだ雨季の終わりで雨が多く、水やりはその雨で十分だそうです。植え替えたばかりなので、毎日ひとつひとつ虫がついてはいないか、異常はないか観察し、8日に一度肥料と殺虫剤をまくそうです。
 一番上の写真で作業しているのは、APROVACAメンバーのBivianaさんです。Lauraさん、Bivianaさん、Daylaさんの3人が交代で管理をしています。

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