COSPA パナマ野生蘭保護活動

Dracula属

    Dracula属はEpidendroideae亜科, Epidendreae連, Pleurothalidinae亜連に属し、約 140種が南米アンデス山脈及び中央アメリカの高山に分布しています。

    このランは以前Masdevallia属に含められていましたが、1978年にこの不思議な花姿から新たにDracula属が創設されました。Draculaと言う名称は映画や小説の主人公の吸血鬼・ドラキュラ伯爵を暗示します。Dracula属の花は3枚の長い尾のある大きな萼片、2枚の小さな肉質の花弁、顎のように飛び出した唇弁があり、中心部には小さな蕊柱が存在します。

    Dracula vampiraの写真をご覧ください。このランはエクアドル西部の固有種です。

    Dracula属の送粉者はキノコバエで、ハエは白く顎のように飛び出した唇弁の内側のひだの中に産卵します。

    パナマにある種はDracula erythrochaeteです。

    パナマとコスタリカだけに分布します。エルバジェにおける花の時期は3月-4月です。