COSPA　パナマ野生蘭保護活動

　　　　Houlletia属は、Epidendroideae亜科,Cymbidieae連,Stanhopeinae亜連に属する。
　　　　花茎は偽球茎の基部からアーチ状あるいは垂れ下がり、美しい肉質の花をつける。花弁は背萼片と同形で、唇弁は深く3裂、側裂片は上方に広がり、中央裂片は広い三角形である。低温生のランで通年湿潤な熱帯雨林に生育している。

　　　　１０種ほどが南米とグアテマラからパナマまでの中米に分布。
　　　　カリブ諸国には分布しない。おそらくパナマ地峡が成立（約３５０万年前）した後、南米から中米にパナマ地峡を介して分布したものと思われる。

　　　パナマには、　Houlletia tigrina　一種が自生している。
グアテマラからエクアドル西部までに分布する。