12月5日、6日の両日表記のシンポジウムがつくば植物園で開催され、日本を始めアジア各国からも多数の参加者が出席して活発の討論が行われました。COSPA明智がポスター発表「パナマ・コスタリカには多様なランが分布するのは何故か」を行いました。
ランの起源は約1億年前のゴンドワナ大陸にあると言われます。約8000年前には南アメリカ大陸などゴンドワナ大陸に属する各大陸は分裂を初め、ランは大陸間相互で交流ができないほど隔てられてしまいました。北アメリカ大陸の起源はゴンドワナでなく、約350万年前のパナマ地峡成立まで南アメリカ大陸とは海洋で隔てられていました。パナマ地峡が海底から隆起して、ラン科植物はこの空白地帯に進出し、多様に分化して南アメリカ大陸とは異なった種が成立したと考えられます。
しかし、これだけではパナマやコスタリカに分布域の狭い固有のランが多数存在する理由は明らかでありません。
パナマ地峡成立前、約500万年前から数百万年間はパナマ地峡の位置に多数の島礁がありました。丁度ガラパゴス諸島のようにこれらの島礁では島独自のランの種類が分化したのでしょう。その後地峡が成立しても、これらの島礁の名残は山岳地帯として残り、現在でも多様に分化したランが固有種として存在するのではないでしょうか。

熱心に発表を聞くシンポジウム参加者

ポスター発表